バイナンスの仮想通貨BNBは、米国で違法運営を行った疑いで証券取引委員会（SEC）が同取引所に対して訴訟を起こしたことを受け、8.74％下落し、2カ月ぶり安値の278.55ドルを付けた。米国の規制当局が仮想通貨企業への締め付けを続ける中、これはBNBにとって今年最大の1日の下落となる。 SECは、バイナンスとその創設者が顧客の資金を悪用し、操作的な取引を行ったと主張している。大手仮想通貨取引所バイナンスは、米国のユーザーに同社の未登録プラットフォームでの取引を許可したり、顧客に通知せずに裏で資産のシャッフルを行ったりするなど、米国のいくつかの規制に違反したとしてSECから訴えられている。フォーブスはまた、バイナンスがFTXの破綻後、同社の米国以外の事業を買収するという拘束力のない契約を撤回したと報じた。